博物館学・ミュージアム論
みんなのミュージアム  博物館・図書館未来学
塚原正彦 著 46判249頁 定価:本体1852円+税

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みんなのミュージアム

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ISBN978-4-89022-182-0 C3000 ¥1852E

人が集まる博物館・図書館をつくろう


未来のために、小さな博物館・図書館をつくろう!
未来を拓く知は、時空を超えた夢が集まった博物館と図書館から誕生している。アレクサンダー大王、 ダーウィン、そしてマルクスという知の巨人を育んだミュージアムの視点から未来のためのプロジェクトを構想した。


第Iの扉 ミュージアム未来学
第IIの扉 ミュージアム国富論
第IIIの扉 図書館未来学
第IVの扉 未来をデザインする
第Vの扉 みんなのミュージアム
みんなのミュージアム先進事例


塚原正彦(つかはら・まさひこ)
 日本地域資源学会長、常磐大学教授。1962年生まれ。学習院大学経済学部卒業。経営情報学修士(多摩大学大学院)。専門は地域資源学、ミュージアム未来学、社会デザイン学。国立科学博物館に在職中、ミュージアム・マネジメントなど新事業の企画構想にたずさわり、新しいミュージアムプロジェクトを展開するプログラムを開発する。自ら構想したデザインを実現するため、日本で唯一の博物館学博物館を持つ常磐大学コミュニティ振興学部の創設に参画し、現在に至る。
 主な著書に『ふるさと遺産』『ミュージアム集客・経営戦略』、D.アンダーソンと共著『ミュージアム国富論』(いずれも日本地域社会研究所)、『地域文化資本の時代』(地域経営研究所)、『学校は自殺する』(教育開発研究所)などがある。

図書館森(SIN)時代!  人に役立ち、地域に貢献し、地球を救う
山本宣親編 A5判340頁 定価:本体2800円+税

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図書館森(SIN)時代!

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ISBN4-89022-846-2 C3000 ¥2800E

図書館の力が、日本を変え、未来をひらく―。

図書館は、先人から引き継いだ知の宝庫であり、あかちゃんからお年寄りまで、世代を超えて交流し、利用者、職員、ボランティアなど、すべての人が木となって森をつくっている。その力が市民社会を支え、夢・未来を育む。新しい取り組みや運営法も紹介し、新しい図書館のあり方を探る。


第1章 図書館ってどういうところ?
第2章 これまでの図書館とこれからの図書館
第3章 利用者のことをもっと考えサービスする図書館
第4章 図書館という森―市民・利用者の立場から考えた図書館
第5章 絵本の中の図書館
第6章 図書館とボランティア― 一ボランティアとしてその問題点と可能性を考える
第7章 ものからこころへシフトさせる―岡山県早島町立図書館の開館準備と運営の取り組みから
第8章 これからの図書館経営


●出版社より
最初に、サブタイトルの「人に役立ち、地域に貢献し、地球を救う」という表現に驚かれた方もいらっしゃるかもしれません。しかし、これこそが本書の全編をつらぬくテーマであり、筆者一同が本書を通じていちばん訴えたかったメッセージなのです。

図書館とは、いわば、私たちが先人から引き継いだ知の宝庫です。 そこには、国や自治体などをよりよい方向へと動かすための知恵、企業人にとっての新しいビジネスヒント、地域やまち・むらを元気にするための秘訣、そして子どもたちが世界とつながり、夢や希望を抱き、ヒトが人間らしい人となるための知の栄養……が満ちあふれています。 図書館とは、地球上のあらゆる問題を解決する力を涵養する森ではないでしょうか。

本書は、6人の執筆者による全8章から構成されています。 地域に根ざした読書ボランティア活動を続けてきた筆者がつづった「図書館とボランティア〜一ボランティアとしてその問題点と可能性を考える」(第6章)。そして、全国各地どころか海外からも視察が引きも切らず訪れた市立図書館の元・名物館長が、図書館のよりよいマネジメント、効果的なプレゼンテーションについて提言し、NPO、指定管理者制度など、いま吹き荒れる図書館の民間委託問題についても鋭く切り込む「これからの図書館経営」(第8章)など……。

それぞれの筆者が、みずからと図書館とのかかわりを通しながら、「われ図書館をかく語りき」という立場で執筆をおこないました。しかし、通読することで、わが国の図書館に山積する問題を乗り越えながら、図書館力によって日本を変え、未来をひらこうとする熱い思いが必ずや伝わってくるはずです。

最近の話題としては、経済財政諮問会議の策定した「骨太の方針2003」は、雇用機会を創造する具体的手段のひとつとしてビジネス支援図書館の整備について言及しました。また、首相官邸IT戦略本部の立案した「IT政策パッケージ2005」のなかにも、「地域の情報拠点としての図書館のあり方を見直す」との文言が盛り込まれました。

図書館の力を改めて見直す動きは、いまあちこちで起こりつつあるのです。(編集部・大迫 竜)


●著者紹介
山本宣親(元静岡県富士市立西図書館長・静岡文化芸術大学および常葉学園大学非常勤講師)=編
草谷桂子(トモエ文庫主宰・静岡市の図書館をよくする会会長・静岡県立中央図書館協議会副会長)
鈴木史穂(福島県立図書館職員/司書)
増山正子(自宅の家庭文庫へそ文庫主宰・町田の図書館活動をすすめる会代表)
吉住幸子(日本図書館協会図書館普及委員会委員。同評議員2期。静岡県立中央図書館協議会委員・静岡県御前崎市立図書館副館長)
渡部秀人(岡山県図書館協会副会長・岡山県早島町立図書館長)

増補改訂版 ミュージアム集客・経営戦略 
    人を呼ぶ知的ふれあい見世物館づくりのノウハウ
塚原正彦著/A5判 277頁 定価:本体2300円+税

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ミュージアム集客・経営戦略

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ISBN4-89022-824-1 C3030 ¥2300E

魅力と個性のあるミュージアムに人は集まる!

人びとは、美しい景観や歴史・芸術との出会い、ふれあいを求めている。21世紀は、新しい富と文明をうみだすミュージアム産業が都市・商店街を活性化する。 21世紀型のモデルとなるミュージアムリスト200超も収録。

「ミュージアム産業」とは、まち全体、そして生活文化、商店街や学校、公共施設のすべてをミュージアム化して、イノベーションすることで、そのまちにやってくる人々に「限りない成長」の機会を提供することで、その結果として消費してもらうという新しい産業を創造するムーブメントのこと。 本書で提示する「ミュージアム産業」へのいくつかのヒントは、独立採算性に移行し、PFIへの転換が求められるミュージアム自身の再生にも、そして商店街の活性化、特に中心市街地の活性化にも大きく貢献するはず。 そういう動向も考慮にいれ、その具体的な処方箋についても紹介してある。



塚原正彦(つかはら・まさひこ)
 1962年、茨城県生まれ。学習院大学経済学部卒/MBA(経営情報学修士)。常磐大学大学院助教授。日本ミュージアム・マネージメント学会事務局幹事。また都市プロデューサーとして、都市や地域の新構想や戦略立案に取り組む。笠間市都市計画審議会会長、つくば市ミュージアム都市アドバイザーなど。 専攻はミュージアム・マネジメント、集客都市、マーケティング、起業戦略、地域教育学、知のコンテンツ開発(教育プログラムのデザインと開発)など。

著書に『ミュージアム・集客経営戦略』(日本地域社会研究所)、D.アンダーソンと共著『ミュージアム国富論』(日本地域社会研究所)、『学校は自殺する』(教育開発研究所)、明治図書『総合的学習を創る』に、「知の成長を刺激する総合的学習のツール」を連載。 ミュージアム活動及び作品に、「たんけん! 水がつくった世界遺産」(国立科学博物館)「色と光!地球のメッセージ」(国立科学博物館)、「鳥取県大山自然歴史館基本構想」、「つくば市ミュージアム構想」、つくばミュージアムプロジェクト2002「The かがい―千年の眠りを醒ます愛のメッセージ―」などがある。(2005年8月現在)

みんなの博物館  マネジメント・ミュージアムの時代
諸岡博熊著/46判上製 257頁 定価:本体2300円+税

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みんなの博物館

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ISBN4-89022-820-9 C3030 ¥2300E

市民参画・民営化時代の開かれた博物館のあり方!!

「工業の論理」から「情報の論理」へ。モノからココロへ。利用者たるヒトとヒトのきずなや知識生活・情報生産・未来創造の場をつくるための全ノウハウを公開。

人びとがあつまる博物館、利用者中心の社会博物館の現状と課題、ボランティアの活用、マーケティングの戦略、サービスの手法、運営組織の見直しと人材の育成、エデュテインメント(楽習)、新しい展示手法(オーラルヒストリー)、大阪万博に学ぶマネジメント・ミュージアム・・・など、博物館概念の拡大と人間性回復の博物館運営のすべてを網羅。博物館関係者必読・必携・必備の書!! 日本図書館協会選定図書

諸岡 博熊(もろおか・ひろくま)
1922年、神戸生まれ。早稲田大学理工学部卒。神戸市役所を経て、70年、大阪万国博覧会に出向、太陽の塔の運営に従事後、81年のポートピア博、82年の北海道博、85年のつくば科学万博などに参画。その経験にもとづき87年、『博覧会学事始』を著わし、マネジメントの必要性を説く。同年、ポートピア博の企業出展館を、永年にわたった収集資料で、世界初の「UCCコーヒー博物館」に転用、改築オープンし、館長に就任。その後、滋賀県立琵琶湖博物館建設準備委員会委員、兵庫県立人と自然の博物館協議会委員を歴任し、神戸大学、武蔵野美術大学、東京農業大学、放送大学にて、博物館経営論の非常勤講師を務めた。現在、中京女子大学客員教授、財団法人竹中大工道具館評議員、日本ミュージアム・マネージメント学会副会長、日本アート・マネージメント学会顧問。

2003年9月28日・読売新聞書評にて紹介されました!

社会の問題を持ち込んで共に考え、地域社会やまち作りの中心施設になるもの、心の安らぎを求めて集まる高品質のコミュニティーセンターの役割を強調する。展示技術や学芸活動を強調してきた類書とは違い、表題通り“みんなの博物館”作りへの熱い思いが伝わってくる ――浅羽雅晴(編集委員)

ミュージアム国富論  英国に学ぶ「知」の産業革命
塚原正彦・デヴィッド・アンダーソン著 土井利彦訳/46判 468頁 定価:本体3300円+税

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ISBN4-89022-786-5 C3030 ¥3300E

ミュージアム産業都市のシナリオ! 都市と地域をよみがえらせる知の成長戦略。


デヴィッド・アンダーソン(David Anderson)
1952年、北アイルランド・ベルファスト生まれ。エジンバラ大学歴史学部卒業。州立学校で教鞭を執った後、1979年ブライトン・アート&ギャラリー美術館ロイヤルパビリオン教育担当に就任。1985年、ロンドン・グリニッジの国立海洋博物館教育長職に就く。現在、ロンドン・ヴィクトリア&アルバート美術館教育長。  これまでの美術館や博物館の枠組みにとらわれないで、産業界や地域とのリレーションシップをはかったミュージアムの変革を提唱する英国のミュージアム革命のリーダー的存在で、ミュージアムを中心とした産業創造や新しいプロジェクトの開発に取り組んでいる。国家機関や国有企業、メディアやスポーツ、美術関連教育機関を含め、広く専門職集団に貢献している。

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